向き

SecondBrain(Obsidian × Claude Code)チートシート

たまるだけの保管庫を、回って引ける第二の脳にする [理想形の一覧] / 2026-08 時点

SecondBrain の3つの動き

① ためる(自動)意識せずに入る。やりとりの記録・調べた情報・入口に投げたメモ。手で書く仕組みは続かない前提で組む。Hook / 定期調査 / .raw
② 保つ(自動)崩れない。迷子ファイルの検知、月ごとの区切り、古いノートの報告、穴の自己点検。削除は人が判断。_inbox / logs/ / audit.md
③ 引き出す(人とAI)別の場所から使える。index を経由して必要なぶんだけ読む。読むだけで書き換えない。index.md 経由の LLM wiki
3つ揃って初めて機能する①だけだと3ヶ月で見なくなる。②が無いと入口が増えて崩れる。③が無いとためた意味が出ない。

PC配置マップ(理想形)

~/Documents/PMVault/           ← 第二の脳。起動: cd ~/Documents/PMVault && claude
├─ WIKI.md                     運用ルールの本体(4つの手がかり・取り込み・引き出し)
├─ index.md                    マスター索引。AIはまずここを読み、必要なノートだけ開く
├─ CLAUDE.md / AGENTS.md       起動時の読み込み順・禁止事項・引き出しの作法
├─ 00_ナレッジ/                 concepts / frameworks / benchmarks / plays(型・手法・数値)
├─ 10_業界と事例/               industries / cases / trends
├─ 20_案件/                     engagements / sessions / decisions / entities
├─ 30_インプット/               .raw(入口・何でも投げる)/ sources(出典付き調査)/ chat(AI会話)
├─ 40_運用/                     hot.md(直近の文脈)/ log.md(自動記録)/ logs/(月次退避)
│                              persona.md / domain.md / OWNERS.md / audit.md / watch.md
├─ 50_業務改善/                 INDEX.md + 01_〜(設計書 / アプリ / ドキュメント)
├─ _inbox/                      迷子ファイルの一時保管+README(人への報告)
├─ _templates/ / _研修/
└─ .obsidian/                   AIは読み書きしない
~/.claude/settings.json        ← ★ここにHook登録。全フォルダの命令が 40_運用/log.md に集まる
~/.claude/skills/              ← どこでも呼べるSkill(gyomu / vault-keep など)
~/.claude/hooks/               ← 記録・整理・定期調査のスクリプト置き場
~/Library/LaunchAgents/        ← 定期実行の登録(launchd)

★必須の自動化 5つ

★1 やりとりの自動記録(Hook)ユーザー設定の UserPromptSubmit に登録。命令のたび 40_運用/log.md へ追記。ユーザー設定だから別フォルダの案件の命令も全部集まる。日時・打った場所・先頭200字。追記のみ。~/.claude/settings.json → hooks/log-prompt.mjs
★2 ログから抽出・分類・整理月1回、前月分から「3回以上出た作業」と「効いた頼み方」を抜き 00_ナレッジ/plays/ へ。log.md 本体は書き換えない。抜いたものが次の自動化候補になる。毎月1日 → plays/YYYY-MM_ログ要約.md
★3 直下の迷子を一時整理許可リスト(README/CLAUDE/AGENTS/WIKI/index+番号フォルダ)以外が直下にあれば _inbox/ へ移し、理由と置き場所の候補を README に報告。削除は絶対しない。候補不明は「不明」。1日1回 → _inbox/README.md
★4 定期調査→格納→目次更新40_運用/watch.md のテーマを週1で調べ、主張と出典URLを対にして 30_インプット/sources/ へ。保存と同時に index.md へ1行追加。同テーマは追記して更新日を直す。出典なしは「未確認」。毎週月曜 → sources/ + index.md
★5 別の場所から引き出す(LLM wiki)作業フォルダの CLAUDE.md に参照ルールを書く。index.md 経由で関係するノートだけ開く。読むだけ・書き換えない・出典にノート名・無ければ「無い」と言う。作業側 CLAUDE.md に参照ルール

これも必須(土台)

起動時の読み込み順hot.md(直近の文脈)→ index.md(目次)→ 必要なノートだけ。全ノートを読ませない。100枚を超えると差が出る。CLAUDE.md に順番を明記
4つの手がかりtype / date(when)/ topic / status を全ノートの frontmatter に。status は 進行中・完了・保留・参照用 の4語のみ。語彙を勝手に増やさない。status: 進行中 / date: 2026-08-03
入口の一本化30_インプット/.raw/ に何でも投げる。書き方も命名も問わない。分類は週1でまとめて。Obsidianの新規ノート作成先もここに固定。command+N → .raw/ に落ちる
ブラウザAIの会話を持ち込む貼って source を書く。取り込み時に「決まったこと/検討しただけ」「自分の発言/AIの発言」を分けさせる。分けないと後で根拠に使ってしまう。YYYY-MM-DD-chat-テーマ.md + source
削除と大量移動を止める削除は必ず人が判断。10件超の移動は実行前に一覧報告。.obsidian は読み書き禁止。log.md は追記のみ。settings.json と CLAUDE.md の両方に書く。deny .obsidian / 削除は ask
バックアップGitを使わずフォルダのコピーかZIPで退避。自動整理を入れる前に1回取る。どの時点にも戻せる状態を作ってから自動化を始める。自動化の前に PMVault をZIP
機密の線引き公開情報のみ。機密が含まれそうな入力は保存せず警告。業務データはダミーで作ってから差し替える。機密入力 → 保存せず警告

あると良い(育ってきたら)

古いノートの報告一定期間動いていないノートを一覧化。移動も削除もせず報告だけ。数字を含むもの6ヶ月、案件記録12ヶ月、概念は期限なし。確認したら last_checked を足す。last_checked: 2026-08-03
月ごとの区切り時系列で増えるものだけ月次に。.raw / sessions / log.md の3つ。当月は触らず、月が変わったら前月分を移す。パス付きリンクだけ直す。.raw/2026-07/ ・ logs/2026-07.md
自己点検(穴の報告)手がかりの欠け・リンク切れ・孤立ノート・index との食い違いを週1で点検。直さず報告だけ。前回との差分も出す。毎週金曜 → 40_運用/audit.md
効いた設定の保存と再現persona・効いた頼み方・Skill構成の3点を _研修/_実績/ に保存しINDEXに1行。次案件で読み替えて再現。そのまま使えるものと要読み替えを分ける。/save-setup → /load-setup
週3分の点検見る場所を3つに固定。_inbox の件数(週5件以上で入口を見直す)、log.md に整理の記録が毎日あるか、実行ログのエラー。問題なければそれ以上見ない。3つとも問題なし → 終わり
成果物の層(50_業務改善)動くものを作ったらここに。設計書 / アプリ / ドキュメントの3フォルダ。INDEX に状態と削減時間の見込みと実測を並べる。50_業務改善/01_〇〇/
動的ビュー(Bases / Dataview)frontmatter が揃っていれば、status や topic で絞った一覧を自動生成できる。手で目次を更新する手間が減る。status: 進行中 の案件を一覧
MOC(テーマ地図)index が全体の目次、MOC は1テーマの地図。ノートが増えてきたら、テーマ単位で束ねる中間層を作る。[[提案ストーリーの型]] から各ノートへ

自動化は段階を踏む

1週目 報告だけ何を動かすつもりかを報告させ、実際には動かさない。意図と違う判断をしていないかをログで確認する。移動せず _inbox/README に書くだけ
2週目 限定して動かす迷子ファイルの移動だけ有効にする。月次の区切りや古いノートの扱いはまだ止めておく。移動する形に切り替え
3週目以降 通常運転全部動かす。週3分の点検だけ続ける。異常があれば1つ前の段階に戻す。週1で3か所だけ見る
頻度が違うものは分ける1つのスクリプトに詰め込まない。迷子検知は毎日、調査は週1、ログ抽出と月次区切りは月1。別々に登録する。daily / weekly / monthly を別plistに

ブラウザAIとの使い分け

★線引きは1つ出てきたものを保存するかどうか。保存しないならブラウザで足りる。保存するなら Claude Code の方が早く、ファイルとして残る。保存する → Claude Code
ブラウザ・アプリが向く調べる、相談する、下書き、壁打ち。移動中や思いつき。出力は画面の中で、転記は人の作業になる。まだ形にならない相談
Claude Code が向く手元のファイルを開く・書く・保存する。フォルダごと数十〜数百件。繰り返し発生する作業。成果物が .xlsx / .pptx で出る。47ファイルを1枚に集約
持ち込みは週1で足りる毎回やろうとすると続かない。残したい相談だけ、週に1回まとめて .raw/chat/ へ。10本まとめて渡してテーマ別に束ねさせる。.raw/chat/ にまとめて → 一括取り込み

仕組み一覧(優先度 / 頻度 / 保存先)

#仕組み優先頻度保存先・対象これが無いと
1やりとりの自動記録(Hook)★必須命令のたび40_運用/log.md何を頼んだか3日で忘れる。次に自動化するものが見えない
2ログから抽出・分類★必須月100_ナレッジ/plays/記録が数千行になり、誰も読み返さなくなる
3直下の迷子を一時整理★必須日1_inbox/直下が第二の入口になり、構造が崩れる
4定期調査→格納→目次更新★必須週130_インプット/sources/ + index.md同じ調査を毎回ゼロからやり直す
5別の場所から引き出す★必須随時読むだけ(書き換えない)ためた知識が使う場面で出てこない
6起動時の読み込み順必須常時CLAUDE.md100枚を超えると読み込みが重く、答えが薄まる
74つの手がかり必須常時全ノートの frontmatterファイル名の記憶に頼ることになる
8入口の一本化必須常時30_インプット/.raw/置き場所を毎回考えて、書くのをやめる
9ブラウザ会話の持ち込み必須週1.raw/chat/相談した内容が3ヶ月後に無かったことになる
10削除と大量移動の停止線必須常時settings.json + CLAUDE.md自動化を増やすほど、取り返しのつかない事故が起きる
11古いノートの報告推奨月1報告のみ(移動しない)古い数字を根拠に判断してしまう
12月ごとの区切り推奨月1.raw/ ・ sessions/ ・ logs/いつの情報か分からなくなる
13自己点検(穴の報告)推奨週140_運用/audit.md抜けに気づくのが半年後になる
14効いた設定の保存と再現推奨案件ごと_研修/_実績/INDEX.md毎回ゼロから立ち上げ直す
15週3分の点検推奨週13か所だけ見る仕組みが止まっていることに気づかない

Tips・補足

3つの動き(ためる/保つ/引き出す)が揃って初めて第二の脳になる。1つだけ作るなら ★1(記録)と ★5(引き出し)
Hookはユーザー設定に置く。保管庫の中の設定に入れると、別フォルダで打った命令が記録されず、いちばん知りたい部分が抜ける
自動化は必ず「報告だけ」から。1週間ログを見て納得してから実際に動かす形へ切り替える
削除だけは取り返せない。移動と印付けは自動でよく、削除と大量移動は人が判断する
積む処理と目次(index.md)を直す処理は必ずセットにする。目次が古いと、増えたぶん探す時間が伸びる
引き出し側は読むだけにする。作業フォルダから保管庫を書き換えると、どちらの記録も信用できなくなる
点検は3分で終わる形にする。長いと続かない。見る場所を増やす前に、1つ減らせないかを考える
Sources(公式・一次情報 / クリックで開く)Copyright © 2026 Givery, Inc. All Rights Reserved.
  1. Claude Code メモリ(CLAUDE.md) — code.claude.com/docs/en/memory
  2. Claude Code Hooks 公式 — code.claude.com/docs/en/hooks
  3. Claude Code Skills 公式 — code.claude.com/docs/en/skills
  4. Claude Code 設定(settings.json) — code.claude.com/docs/en/settings
  5. Obsidian Properties 公式 — obsidian.md/help/properties
  6. Obsidian Bases 公式 — help.obsidian.md/bases
  7. launchd(定期実行 / Apple) — developer.apple.com — Creating launchd Jobs
  8. MOC(Maps of Content)の考え方 — notes.linkingyourthinking.com — MOCs Overview