Givery Claude Code × Obsidian 活用研修 仕組みの一覧へ
SECOND BRAIN ・ PROMPT BOOK

第二の脳を育てるプロンプト集

PMVault をこの先も使い続けるために、自分で命令を作れるようにする

研修で作った保管庫は、放っておけば止まります。止めないための仕組みを15個に分けて、それぞれ「何を満たせば完成か」と「どう頼めばよいか」を書きました。上から順にやる必要はありません。必要なものを1つずつ足してください。

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このページの使い方

仕組みごとに、次の3つが並んでいます。

目的その仕組みが無いと何が困るか。読んで自分に関係なければ飛ばして構いません
達成条件何が満たされたら完成かの一覧。ここが本体です。プロンプトを書き換えるときも、この条件は変えずに使ってください
プロンプト例そのままコピーして送れる形。ご自身の環境に合わせて、フォルダ名や時刻だけ書き換えてください
プロンプト例をそのまま使ってよいのか構いません。ただし1回で思ったとおりにならないことがあります。そのときは達成条件を見て、満たされていない項目を指摘してください。「3つ目の条件が満たされていません。直してください」と伝えるのがいちばん早いです。
BASIC

命令を自分で作るときの型

この4つを順に書くだけで、たいていのことは通ります。長くて構いません。短く整えるより、抜けが無いほうが大事です。

4つの要素
  • どこで、何を対象に フォルダ名やファイル名を具体的に書く。「保管庫の中の」ではなく 30_インプット/.raw/ と書く
  • 何をしたいか 1文で。「整理して」ではなく「月ごとのフォルダに分けて」
  • 達成条件 箇条書きで3つから6つ。ここが最も効きます
  • やってはいけないこと 「削除しない」「既存の記述を消さない」など。書かないと、たまに消えます

悪い例と良い例

これだと通らないこう書くと通る
保管庫を整理して保管庫の直下にあるファイルのうち、README・CLAUDE・AGENTS・WIKI・index 以外のものを見つけて、_inbox/ へ移してください。削除はしないでください
ログをまとめて40_運用/log.md の今月分を読んで、繰り返している作業を3つ挙げてください。それぞれ何回出てきたかも書いてください
調べて保存して「生成AIの企業導入」について直近1ヶ月の公開情報を調べ、主張と出典URLを対にして 30_インプット/sources/ に1枚のノートで保存してください。出典が無い主張は「未確認」と書いてください
よくある失敗「いい感じにして」「よしなに」は通りません。どうなったら完成かを、こちらが決めて渡す必要があります。決められないときは「どう決めればいいか一緒に考えて」と頼んでください。それは通ります。
条件が思いつかないとき「この作業の達成条件を5つ挙げてください。私が確認してから実行してください」と先に聞いてください。出てきた条件を見て、足りないものを足すほうが、ゼロから考えるより速いです。
INDEX

15の仕組み

上から順にやる必要はありません。必須 が付いているものは、第二の脳として動かすうえで欠けると困るものです。

01必須

やりとりが自動で記録される

どのフォルダで Claude Code を使っても、送った命令が保管庫に残るようにします。第二の脳の入口のうち、唯一「意識しなくてもたまる」ものです。

目的

何を頼んだかを覚えていられるのは3日ほどです。記録が1か所にたまると、自分がどんな作業を繰り返しているかが後から見えます。それが次に自動化するものの候補になります。手で書く記録は続きませんが、これは自動なので止まりません。

達成条件
  • 命令を送るたびに動く仕掛け(UserPromptSubmit)が登録されている
  • 登録先が ~/.claude/settings.json(ユーザー設定)である。保管庫の中の設定ではない
  • 記録先が 40_運用/log.md で、追記のみ。過去の行は書き換えられない
  • 1行に、日時・どのフォルダで打ったか・命令の先頭200字が入っている
  • もとから入っていた設定が消えておらず、JSON として妥当なままである
  • 保管庫と関係ない場所(デスクトップなど)から打った命令も記録される
プロンプト例
Claude Code のユーザー設定に、命令を送るたびに動く仕掛けを登録してください。

・登録先は ~/.claude/settings.json の UserPromptSubmit
・記録用のスクリプトは ~/.claude/hooks/ に置き、絶対パスで呼ぶ
・保管庫の絶対パスは環境変数 OBSIDIAN_VAULT で渡す
・記録先は 保管庫/40_運用/log.md。追記のみで、過去の行は書き換えない
・1行に、日時・どのフォルダで打ったか・命令の先頭200字を書く
・もとから入っていた設定は消さず、マージする
・変更前と変更後を差分で見せる

登録できたら、デスクトップなど保管庫以外の場所から1つ命令を送って、
log.md に残るか確認してください。
注意設定を書き換えても、いま開いている Claude Code には反映されません。確認するときは新しいターミナルを開いてください。記録されないときは、まずここを疑います。
なぜユーザー設定なのか保管庫の中の .claude/settings.json に入れると、そのフォルダで起動したときしか効きません。別の案件フォルダで打った命令が記録されず、いちばん知りたい「普段どんな作業をしているか」が抜けます。
02必須

ログから使えるものを抜き出す

たまった記録は、そのままでは読み返しません。定期的に、使える形に変えます。

目的

log.md は放っておくと数千行になります。人が読むものではなくなります。ここから「繰り返している作業」と「うまくいった頼み方」の2つだけを抜き出せば、記録が知識に変わります。抜き出したあとログ本体は消しません。元の記録は残したまま、要約だけを別のノートにします。

達成条件
  • 対象の期間が決まっている(今月分、直近30日など)
  • 同じテーマの命令がまとめられ、何回出てきたかが数えられている
  • 3回以上出ているものが「繰り返している作業」として挙がっている
  • うまくいった頼み方の共通点が1〜2行にまとめられている
  • 結果が 00_ナレッジ/plays/ にノートとして保存されている
  • log.md 本体は書き換えられていない
プロンプト例
40_運用/log.md を読んで、使えるものを抜き出してください。

・対象は今月分だけ
・同じテーマの命令をまとめて、それぞれ何回出てきたかを数える
・3回以上出ているものを「繰り返している作業」として挙げる
・うまくいった命令の書き方に共通点があれば、1〜2行にまとめる
・結果は 00_ナレッジ/plays/ に1枚のノートで保存する
・log.md 本体は書き換えない

抜き出したあと、繰り返している作業のうち
自動化できそうなものを、手間の少ない順に3つ教えてください。

自動で回す場合

プロンプト例(月に1回の自動実行にする)
いまの抜き出しを、毎月1日の朝9時に自動で動かすようにしてください。

・スクリプトは ~/.claude/hooks/ に置く
・毎月1日に1回だけ動く(毎日ではありません)
・前月分だけを対象にする
・結果は 00_ナレッジ/plays/YYYY-MM_ログ要約.md に保存する
・同じ月のファイルがすでにあれば上書きせず、末尾に追記する
・実行の記録を 40_運用/log.md に1行足す

登録できたら、その場で1回動かして結果を見せてください。
Tips抜き出す条件は最初から完璧でなくて構いません。1ヶ月回してみて、出てきたノートが役に立たなければ条件を変えます。「先月の要約を見たけど使えなかった。何を抜き出せば役に立つと思うか」と相談すると、条件そのものを一緒に直せます。
03必須

直下に置かれたものを一時保管する

保管庫を使っていると、必ず直下にファイルが置かれます。放っておくとそこが第二の入口になって、構造が崩れます。

目的

急いでいるとき、他のアプリから保存したとき、AI が場所を間違えたとき。直下に置かれること自体は防げません。気づける状態にすることが目的です。見つけたら一時保管の場所へ移し、なぜそこにあったかと置き場所の候補を書いて報告させます。

達成条件
  • 直下にあってよいものの一覧(許可リスト)が決まっている
  • それ以外が直下にあると検知される
  • 検知したものが _inbox/ へ移される。削除はされない
  • _inbox/README.md に、ファイル名・移した理由・置き場所の候補が書かれている
  • 候補が分からないものは「不明」と書かれ、勝手に振り分けられていない
  • フォルダは移動されない(ファイルだけが対象)
  • 移動先に同名のファイルがある場合、上書きせず報告される
プロンプト例
保管庫の直下に置かれた迷子のファイルを見つけて、一時保管する仕組みを作ってください。

・直下にあってよいのは README.md / CLAUDE.md / AGENTS.md / WIKI.md / index.md と、
  _templates / .claude / .obsidian と、番号から始まるフォルダだけ
・それ以外のファイルを見つけたら _inbox/ へ移す(無ければ作る)
・削除は絶対にしない
・フォルダは移動しない。ファイルだけが対象
・_inbox/README.md に、ファイル名・移した理由・置き場所の候補を表で書く
・候補が分からないものは「不明」と書いて、勝手に振り分けない
・移動先に同じ名前のファイルがあれば、上書きせず報告に回す
・40_運用/log.md に1行追記する

まずは移動せず、何を動かすつもりかの報告だけ出してください。
最初は報告だけにするいきなり移動させないでください。1週間は報告だけで動かし、意図と違う判断をしていないかを見ます。納得してから「移動する形にして」と伝えて切り替えます。
自動実行にする「これを1日1回・朝9時に自動で動かして。最初の1週間は報告だけにして」と伝えれば登録まで進みます。ログの出力先も一緒に指定してください。
04必須

調べたことが自動でたまり、目次が更新される

定期的に外の情報を取り込み、保管庫に積み上げます。積むだけでなく、目次まで更新させるのが要点です。

目的

調べ物は毎回ゼロから始めがちです。前に調べたことが残っていて、目次から引ければ、同じ調査を繰り返さずに済みます。目次(index.md)を更新させないと、増えても見つけられません。積む処理と目次を直す処理は必ずセットにします。

達成条件
  • 主張と出典URL(と日付)が必ず対になっている
  • 出典が見つからない主張に「未確認」と明記されている
  • 保存先が 30_インプット/sources/ で、ファイル名に日付が入っている
  • frontmatter に type / status / date / topic / tags が付いている
  • 保存後に index.md の該当セクションへ1行追加されている
  • 同じテーマのノートがすでにある場合、新規作成せず追記され、更新日が書き換わっている
  • 既存のノートと矛盾する内容があれば、報告されている
プロンプト例(1回だけ調べる)
「生成AIの企業導入」について、直近1ヶ月の公開情報を調べて保存してください。

・主張と出典URL、その情報の日付を必ず対にする
・出典が見つからない主張には「未確認」と明記する
・保存先は 30_インプット/sources/YYYY-MM-DD-生成AIの企業導入.md
・frontmatter に type / status / date / topic / tags を付ける
・保存したら index.md の該当セクションに1行足す
・同じテーマのノートがすでにあれば、新規作成せずそちらに追記して更新日を直す

保存したあと、既存のノートと矛盾する内容があれば教えてください。
プロンプト例(週に1回、自動で回す)
いまの調査と保存を、毎週月曜の朝9時に自動で動かすようにしてください。

・調べるテーマは 40_運用/watch.md に一覧で書いておくので、そこから読む
・テーマごとに、前回の保存日より後に出た情報だけを対象にする
・新しい情報が無ければ、ノートを作らず「更新なし」とログに書く
・保存とindex.mdの更新は、これまでと同じ条件で行う
・実行結果を 40_運用/log.md に追記する

まず 40_運用/watch.md の雛形を作って、書き方を教えてください。
出典のないものを積まない出典なしの情報がたまると、保管庫の信頼が落ちます。3ヶ月後の自分は「これはどこで見たのか」を思い出せません。「未確認」と書かせるだけで、後から扱いを分けられます。
目次が育つと引けるindex.md は全ノートのカタログです。ここが更新されていれば、AI は「まず index を読んで、必要なものだけ開く」動きができます。目次を放置すると、増えたぶんだけ探す時間が伸びます。
05必須

別の場所から保管庫の知識を引き出す

保管庫の外で作業しているとき、必要に応じてそこから知識を持ってこられるようにします。第二の脳が「使われる」かどうかは、ここで決まります。

目的

ためた知識は、使う場面で出てこなければ意味がありません。別の案件フォルダで作業しているときに、過去の判断や調べたことを引っ張ってこられる状態を作ります。読むだけにするのが重要です。作業中のフォルダから保管庫を書き換えると、どちらの記録も信用できなくなります。

達成条件
  • まず index.md を読み、関係しそうなノートを絞ってから開いている
  • 選んだ理由が説明されている
  • 選んだノートだけを開いている(全ノートを読み込んでいない)
  • 保管庫のファイルが書き換えられていない(読むだけ)
  • 持ってきた内容に、出典としてノート名が添えられている
  • 該当が無いときに「無い」と言い、無理に関連づけていない
プロンプト例(その場で引き出す)
私はいま別のフォルダで作業しています。
~/Documents/PMVault から、この作業に関係する情報を探して持ってきてください。

・まず index.md を読んで、関係しそうなノートを3つまで選ぶ
・なぜそれを選んだかを教えてください
・選んだノートだけを開いて、要点を抜き出す
・保管庫のファイルは書き換えないでください。読むだけです
・持ってきた内容には、出典としてノート名を必ず添えてください

該当が無ければ「無い」と言ってください。無理に関連づけないでください。

毎回書かずに済ませる

作業フォルダの CLAUDE.md に次を書いておくと、毎回頼まなくても参照されます。

CLAUDE.md に書いておく内容
## 過去の知識の参照先

判断に迷ったとき、過去の似た事例を知りたいときは
~/Documents/PMVault を参照してよい。ただし次を守る。

・まず PMVault/index.md を読み、関係しそうなノートだけを開く
・全ノートを読み込まない
・PMVault のファイルは書き換えない。読むだけ
・引用したときは、出典としてノート名を添える
・該当が無ければ「無い」と言う。無理に関連づけない
これが第二の脳の本体ですためる仕組みと、引き出す仕組みの両方があって初めて機能します。01〜04 がためる側、この05 が引き出す側です。どれか1つだけ作るなら、まず01(記録)と、この05(引き出し)です。
読むだけにする理由作業フォルダから保管庫を書き換えられるようにすると、どの記録がいつ書かれたものか追えなくなります。保管庫への書き込みは、保管庫の中で起動したときだけにしてください。
06必須

起動時に読む順番を決める

ノートが増えると、全部読ませるのは現実的でなくなります。読む順番を決めておくと、必要なぶんだけ読んで動けます。

目的

保管庫が100枚を超えたあたりから、「全部読んで」は通らなくなります。読み込みに時間がかかり、肝心の内容が薄まります。直近の文脈 → 目次 → 必要なノートだけの順を決めておけば、枚数が増えても速度が落ちません。

達成条件
  • 起動時に読むファイルが3〜5本に絞られている
  • 読む順番が決まっている(直近の文脈 → 目次 → 必要なノート)
  • 「全ノートを読まない」が明記されている
  • この指示が CLAUDE.md に書かれていて、毎回の指示が要らない
プロンプト例
CLAUDE.md に、起動時の読み込み順を追記してください。既存の記述は消さないでください。

・起動したら 40_運用/hot.md(直近の文脈)を最初に読む
・次に index.md(目次)を読む
・そのうえで、今回の話に関係しそうなノートだけを開く
・全ノートを読み込まない
・読んだノート名は、答えるときに出典として添える

追記したら、変更前と変更後を差分で見せてください。
hot.md とは直近の文脈を500語ほどでまとめたファイルです。「前回どこまで進んだか」を1枚に置いておくと、セッションをまたいでも続きから話せます。/update-hot で更新できます。
07必須

4つの手がかりを全ノートに付ける

あとから引き出すために、すべてのノートに同じ4つの情報を持たせます。

目的

人間も AI も、過去のノートを探すときに使う手がかりは4つだけです。種類・時期・主題・状態。これが揃っていれば「去年の案件で、まだ終わっていないもの」のような聞き方ができます。揃っていないと、ファイル名の記憶に頼ることになります。

達成条件
  • すべてのノートの先頭に type / date / topic / status が付いている
  • status が決まった語彙から選ばれている(進行中 / 完了 / 保留 / 参照用)
  • 語彙が勝手に増えていない
  • 日付ノートのファイル名が YYYY-MM-DD-種類-主題.md の形になっている
  • 足りないノートが一覧で報告されている
プロンプト例
保管庫の全ノートを見て、4つの手がかり(type / date / topic / status)が
足りないものを一覧にしてください。

・status は 進行中 / 完了 / 保留 / 参照用 の4つから選ぶ。勝手に増やさない
・type は WIKI.md に書いてある語彙に合わせる
・まだ書き足さないでください。まず足りないものの一覧だけ見せてください

一覧を見て私が指示したら、書き足してください。
そのときも、もとから書いてある値は上書きしないでください。
一気に付けさせない数十枚のノートに一度で書き足すと、判断を間違えたときの巻き戻しが大変です。まず一覧を見て、10枚ずつ進めるのが安全です。
08必須

入口を1つにする

メモをどこに置くかを毎回考えなくて済むようにします。続かない理由の大半がここです。

目的

「このメモはどのフォルダか」を考えるのは、書くことより面倒です。考えずに投げる場所を1つ決めて、分類は後でまとめてやります。整えるのは後の工程の仕事と決めておくと、入口が詰まりません。

達成条件
  • 投げ先が1か所に決まっている(30_インプット/.raw/)
  • ファイル名は日付から始まればよく、中身が分からなくても許される
  • 書き方の制限がない(箇条書き・話し言葉・貼り付けだけ、すべて可)
  • Obsidian の新規ノート作成先が、この場所に設定されている
  • 週に1回、まとめて分類される段取りが決まっている
プロンプト例
30_インプット/.raw/ を、メモの入口として使えるように整えてください。

・このフォルダの使い方を README.md として置く
・書き方は問わないこと、分類は後でまとめてやることを明記する
・ファイル名は YYYY-MM-DD-内容.md でよく、内容が空でも構わないと書く
・週に1回まとめて取り込む段取りを、手順として書く

そのうえで、Obsidian 側で新規ノートの作成先をこのフォルダにする方法を教えてください。
設定ファイルは直接編集せず、アプリの設定画面での手順を教えてください。
.obsidian は触らせないObsidian の設定フォルダを AI に書き換えさせると、アプリ側の設定と食い違って戻せなくなることがあります。設定はアプリの画面から変えてください。
09必須

ブラウザでの相談を持ち込む

普段お使いのブラウザ版やアプリ版での会話を、保管庫に持ってきます。

目的

ブラウザでの相談は、そのままでは資産になりません。3ヶ月後に「あのとき何を検討したか」を引き出せません。ただし全部を持ち込む必要はありません。残しておきたいものだけ、週に1回で十分です。

達成条件
  • 会話が 30_インプット/.raw/ に置かれている
  • ファイル名が YYYY-MM-DD-chat-テーマ.md の形になっている
  • frontmatter に、どこで話したかの source が入っている
  • 取り込み時に「決まったこと」と「検討しただけのこと」が分けられている
  • 自分が言ったことと、AI が言ったことが分けられている
  • 出典が示されていない主張に「未確認」が付いている
プロンプト例(1本ずつ)
30_インプット/.raw/2026-08-03-chat-需要予測.md を取り込んでください。
ブラウザ版のClaudeとの会話をそのまま貼ったものです。

・決まったことと、検討しただけで決まっていないことを分ける
・私が言ったことと、AIが言ったことを分ける
・そのまま使える結論があれば、それを1枚のノートにする
・出典が示されていない主張には「未確認」と付ける
・元のファイルは消さずに残す

取り込んだあと、既存のノートと矛盾する点があれば教えてください。
プロンプト例(まとめて10本)
30_インプット/.raw/chat/ に、ブラウザで話した会話を10本入れました。
全部読んで、テーマごとにまとめてください。

・同じテーマの会話は1枚のノートにまとめる
・「決まったこと」と「検討しただけのこと」を分ける
・どの会話のどのあたりが根拠かを、ファイル名で示す
・重複している話題があれば、そう言ってください
・元のファイルは消さずに残す
そのまま取り込まない会話には、途中で捨てた案や、AI が根拠なく言ったことが混ざります。分けずに取り込むと、あとで根拠として使ってしまいます。この1点だけは必ず指示してください。
10必須

削除と大量移動を人が止める

自動で動く仕組みを増やすほど、事故の可能性も上がります。止める線をあらかじめ引いておきます。

目的

自動整理が誤って動いても、ファイルが残っていれば取り返せます。削除だけは取り返せません。移動と印付けは自動でよく、削除と大量移動は人が判断する。この線を設定として持たせておきます。

達成条件
  • 削除が確認なしにできない設定になっている
  • 10件を超える移動が、実行前に報告される
  • .obsidian の読み書きが禁止されている
  • 40_運用/log.md が追記のみで、書き換えられない
  • この方針が CLAUDE.md にも書かれていて、自動実行のときも守られる
プロンプト例
この保管庫で、AIが勝手にやってはいけないことを設定に落としてください。

・ファイルの削除は必ず私の確認を取る
・10件を超えるファイルの移動は、実行前に一覧で報告する
・.obsidian フォルダは読み書きしない
・40_運用/log.md は追記のみ。過去の行は書き換えない

保管庫の .claude/settings.json と CLAUDE.md の両方に反映してください。
自動実行のスクリプトからも守られるよう、CLAUDE.md には理由も書いてください。
既存の記述は消さず、追記でお願いします。
両方に書く理由設定ファイルは Claude Code の動きを縛りますが、自動実行のスクリプトから呼ばれたときは判断が AI 側に寄ります。CLAUDE.md に理由つきで書いておくと、どちらの経路でも守られやすくなります。
11あると良い

古いノートに気づける

古い情報を根拠に判断してしまうのが、たまった保管庫のいちばんの危険です。消すのではなく、古いと分かる状態にします。

達成条件
  • 一定期間動いていないノートが一覧で報告される
  • 移動も削除もされない。報告だけ
  • 期間が種類ごとに分けられている(数字を含むもの6ヶ月、案件の記録12ヶ月、概念は期限なし)
  • なぜ見直しをすすめるのかが1行ずつ書かれている
  • 確認済みのノートに last_checked が付き、次回の差分が分かる
プロンプト例
保管庫の中で、しばらく更新されていないノートを一覧にしてください。

・数字やベンチマークを含むノートは6ヶ月、案件の記録は12ヶ月を目安にする
・概念や手法のノートは期限を設けない
・移動も削除もしないでください。一覧の報告だけです
・なぜ見直しをすすめるのかを、ノートごとに1行で書く

一覧を見て、私が「確認した」と言ったノートには
last_checked: 今日の日付 を frontmatter に足してください。
消させない「古いので整理しました」は絶対にやらせないでください。古い記録には、当時なぜそう判断したかが残っています。判断は人がします。
12あると良い

月ごとに区切る

時系列で増え続けるものだけを、月で切ります。全部を月次にすると逆に探しにくくなります。

達成条件
  • 対象が時系列で増えるものに限られている(入口・会話ログ・操作ログ)
  • 概念や事例のノートは対象外になっている
  • 当月のフォルダは触られない。月が変わったときに前月ぶんを移す
  • パス付きのリンク([[folder/file]])だけが直され、ファイル名だけのリンクは触られていない
  • index.md のカタログも、移した先に合わせて直されている
プロンプト例
時系列で増えるフォルダを、月ごとに区切ってください。

・対象は 30_インプット/.raw/ と 20_案件/sessions/ と 40_運用/log.md の3つだけ
・概念や事例のノートは触らない
・当月のフォルダは触らない。前月までのぶんを YYYY-MM/ に移す
・40_運用/log.md は 40_運用/logs/YYYY-MM.md へ退避し、log.md は空にして新しい月を書き始める
・過去ログは書き換えない
・移動でリンクが切れるので、パス付きのリンクだけ直す。ファイル名だけのリンクは触らない
・index.md のカタログも直す

まず何をどこへ移すつもりかを一覧で見せてください。
13あると良い

保管庫が自分の穴を報告する

どこが抜けているかを、保管庫自身に探させます。人が気づくのを待つと、たいてい気づきません。

達成条件
  • 点検する観点が決まっている(手がかりの欠け・リンク切れ・孤立ノート・目次との食い違い)
  • 直さずに報告だけする
  • 優先度が付いていて、上から順に手を付けられる
  • 前回の報告と比べて、増えたものと減ったものが分かる
プロンプト例
保管庫の穴を点検して報告してください。直さずに報告だけお願いします。

観点は4つです。
・frontmatter の4つの手がかりが欠けているノート
・リンク先が存在しない [[リンク]]
・どこからもリンクされていない孤立ノート
・index.md に載っていないノート、逆に index.md にあるが実体が無い行

・優先度を高・中・低で付けてください
・前回の報告(40_運用/audit.md)があれば、増えたものと減ったものを比べてください
・結果は 40_運用/audit.md に上書き保存してください
週1回の自動実行に向いています「毎週金曜の夕方に自動で動かして、結果だけ audit.md に残して」と伝えれば登録できます。直させないので事故が起きません。
14あると良い

効いた設定を保存して再現する

うまくいったときの頼み方や設定を残して、次の案件で同じ立ち上がりを再現します。

達成条件
  • 保存されるのが、AI の人格設定・効いた頼み方・使った Skill 構成の3点
  • 保存先に一覧(INDEX)があり、1行ずつ追加されている
  • 1行に、いつ・どんな案件で・何が効いたかが書かれている
  • 再現するときに、そのまま使えるものと読み替えが要るものが分けられている
プロンプト例(保存する)
今回の案件で効いたAI設定を保存してください。

・保存するのは、persona の設定、うまくいった頼み方、使った Skill の構成の3点
・保存先は _研修/_実績/ に案件名のフォルダを作る
・_研修/_実績/INDEX.md に1行足す。いつ・どんな案件で・何が効いたかを書く
・具体的な固有名詞は残してよいが、機密は入れない

保存したら、次の案件で読み替えが必要になりそうな箇所を教えてください。
プロンプト例(再現する)
_研修/_実績/INDEX.md を読んで、いまの案件に近いものを教えてください。

・候補を3つまで挙げて、なぜ近いと思ったかも書いてください
・私が選んだら、その設定を今回の案件向けに読み替えて反映してください
・そのまま使えるものと、読み替えが要るものを分けて示してください
・反映する前に、変更前と変更後を見せてください
15あると良い

週に1回の点検を3分で終える

仕組みを増やすほど、動いているかの確認が必要になります。見る場所を3つに絞ります。

達成条件
  • 見る場所が3つに絞られている
  • それぞれ「どうなっていたら問題か」の基準が決まっている
  • 問題がなければ、それ以上見なくてよいと決まっている
見る場所問題ありの目安
_inbox/README.md毎週5件以上たまる。入口の使い方を見直す合図
40_運用/log.md整理の実行記録が毎日入っていない。仕組みが止まっている
実行ログ(~/Library/Logs/)エラーが出ている。そのまま貼り付けて原因を聞く
プロンプト例(まとめて聞く)
保管庫の仕組みが動いているか、まとめて点検してください。

・_inbox/README.md に何件たまっているか
・40_運用/log.md に、この1週間の整理の実行記録が毎日あるか
・自動実行のログにエラーが出ていないか

3つとも問題なければ「問題なし」とだけ答えてください。
問題があれば、その1つだけを詳しく教えてください。
点検を短くする点検が長いと続きません。3分で終わる形にしておくと、毎週見られます。見る場所を増やしたくなったら、その前に1つ減らせないかを考えてください。
CHECK

自分で条件を作るときの確認

このページに無い仕組みを作りたくなったときに使ってください。次の6つが書けていれば、たいてい通ります。

プロンプトを送る前に確認する
  • 対象のフォルダ名・ファイル名を、具体的に書いたか
  • 何が満たされたら完成かを、箇条書きで3つ以上書いたか
  • やってはいけないことを、1つ以上書いたか(削除しない・既存を消さない など)
  • 結果をどこに保存するかを書いたか
  • 実行前に報告させるか、いきなり実行させるかを決めたか
  • うまくいったかを自分で確かめる方法があるか

6つ目が抜けやすいところです。実行後に何を見れば成功と分かるかを、先に決めておいてください。決められないときは「これが成功したかどうか、私はどこを見れば分かりますか」と先に聞いてください。

1回で通らなくてよい条件を6つ書いても、1回で思ったとおりにならないことがあります。そのときは全部書き直さず、満たされていない条件だけを指摘してください。「4つ目の条件が満たされていません」と伝えるのが、いちばん早く直ります。
Skill にしてしまう同じ頼み方を3回以上したら、Skill にできます。「いまの頼み方を Skill にしてください。名前は〇〇で」と伝えるだけです。中身はマークダウンなので、あとから自分で読んで直せます。