Day2 は、別フォルダ 演習_A社案件 で Claude を起動し、公開情報の調査からレポート・提案スライド(pptx)までを作ります。仕上げに Vault 側へ戻り、「記録が勝手にたまり、たまったものが勝手に整う」仕組みを2つ作ります(EXERCISE 7・8)。Day1 で作った Vault からは /load-setup で設定を持ち込みます。claude agents を実行すると AgentView が開き、演習プロジェクトと Vault の2つのセッションを切り替えられます。
cd ~/.../演習_A社案件 → claude で演習プロジェクトのセッションを起動。claude agents で AgentView を開くと、Vault のセッションと切り替えられるcd して claude を起動した状態です。hints/stepNN_xxx.md を開いて比べます。参考プロンプトは資料に載せていません。_研修/docs/(ハンズオンテーマ・案件ブリーフィング・キックオフ議事録)と、このプロジェクトの data/与件メモ・data/リサーチ起点 を読む。A社は架空。公開情報のみ扱う。A社案件を掴み、Day1にVaultで整えた設定を演習プロジェクトへ持ち込みます。公開情報の調査を一手目まで進め、出典付きノートを1本残します。ここで作った出典付きノートが、この後のレポートとスライドの材料になります。
Day1でVaultにためたpersonaや頼み方を、A社案件にどう読み替えるかを予想します。memo.md(このプロジェクトに作ってよい)に当たりを書きます。
cd ~/Documents/演習_A社案件 claude
data の与件メモとリサーチ起点、Vaultの _研修/docs/ を読ませます。続けて /load-setup のあとに、Day1設定を今回の固有名詞へ読み替える指示を自分の言葉で書きます。
cd ~/Documents/演習_A社案件 のあと claude。別フォルダで起動していると設定やdataを見つけられません。Vault(~/Documents/PMVault)は演習フォルダの外にあるので、読み込みの許可を聞かれることがあります。聞かれたら許可してください。/load-setup を走らせ、差分を確認してから反映します。次にリサーチ起点を1つ選び、調査指示を書いて実行します。配布の /research はまだ使いません。
/load-setup はDay1設定をそのまま上書きせず、差分を見て今回の案件に読み替えてから反映します。出典が薄いと感じたら「一次情報の出典を付けて」と追加で頼みます。hints/step01_research_hint.md を開き、参考プロンプトと比較観点を見て、自分の調査ノートと突き合わせます。
/load-setup が見つからないと言われたときは、Day1の引き継ぎで Skill を持ち出せていません。「PMVault の .claude/skills にある load-setup と save-setup を ~/.claude/skills/ にコピーして」と頼めば、その場で使えるようになります。設定が反映されないときは、Day1の設定がVaultの _研修/_実績 に保存されているか、INDEXに行があるかを確認します。そのうえで「_研修/_実績 に保存済みのDay1設定を探して、差分表示してから取り込んで」と再取り込みを頼みます。直らなければ「詰まったときの即応」と hints/step01_research_hint.md を見ます。data/リサーチ起点.md と 成果物/research/、公開情報のみを使います。達成条件は、出典付きノートが2本あり論点が重複していないこと。詳細は hints/step01_research_hint.md の「発展課題の参考解」を参照します。HO01で掴んだ論点を、researcherサブエージェントに複数まとめて調べさせ、重要な主張はsource-checkerで裏取りします。調査役と検証役を分けることで、出典の確かな主張だけを提案に残せる状態を目指します。
調査役と検証役を分けると何が良いか、検証役に編集権限を渡すべきかを予想し、memo.md に書きます。
リサーチ起点から3論点を選び、researcher サブエージェントに並列で調べさせる指示を自分の言葉で書きます。各論点で「主張…出典URL(日付)」の対を返させます。
集まった主張のうち、提案の軸になりそうな5つを source-checker に渡し、出典が一次情報か・日付が新しいかを検証させます。弱いものは差し替え候補を出させます。
hints/step02_subagent_hint.md を開き、並列の頼み方と権限分離の考え方を確認します。
.claude/agents/ に該当ファイルがあるか、frontmatterの name がプロンプトの呼び名と一致するかを確認します。読めていなければファイル名とname欄を教えてもらいます。直らなければ「詰まったときの即応」と hints/step02_subagent_hint.md を見ます。成果物/research/ の検証済み主張リスト。達成条件は、再調査した主張が「裏取れた」か「保留」に区分され根拠URLが残っていること。詳細は hints/step02_subagent_hint.md の「発展課題の参考解」を参照します。これまでの調査ノートを、Why / What / How / So what の4層に束ね、提案の素地を作ります。So whatをA社向けの優先順位の仮説まで踏み込ませることで、調べただけの資料から一歩進んだ状態を目指します。この4層レポートが、次のスライドプランの下敷きになります。
調べただけの資料で終わらせないために、So whatに何を書くべきかを予想し、memo.md に書きます。
調査ノートを4層に束ねる指示を、自分の言葉で書きます。Whatは事実と数字に出典を残し、So whatは「A社が何から手を付けるべきか」の優先順位の仮説まで踏み込ませます。配布の /report はまだ使いません。
/report は同じ意図のひな型です。まず自分で指示を書き、答え合わせのときに見比べます。指示を実行し、成果物/report/ にレポートを出します。結論から始まり、段落が短いかを確認します。
hints/step03_report_hint.md を開き、4層の型と比較観点を確認します。配布の /report が同じ意図のひな型だと分かります。
hints/step03_report_hint.md を見ます。成果物/report/ の4層レポート。達成条件は、経営向けとCIO向けの2版があり、強調点の違いが見出しとSo whatに表れていること。詳細は hints/step03_report_hint.md の「発展課題の参考解」を参照します。レポートを、そのままスライドの設計図に割ります。pptxを生成する前に構成を文章で固めておくと、各ページのメッセージが1つに絞られた状態を目指せます。調査で束ねた中身を、提案の形に組み替える最初の一歩です。
1ページに何を1つだけ載せるか、表紙からまとめまでの並びを頭で描き、memo.md に予想を書きます。
レポートをスライドプランに割る指示を、自分の言葉でターミナルに書きます。提案の幹(What)を1文にし、各ページに見出し(体言止め)・要点3つ以内・根拠の出典を含める、と条件を渡します。
/slide-plan はまだ使いません。まず自分でプロンプトを組みます。指示を送り、成果物/slides/plan.md が作られるのを待ちます。
hints/step04_slideplan_hint.md を開き、割り方と比較観点を照らします。
hints/step04_slideplan_hint.md を見ます。plan_split.md として作り、元の1枚版と読み比べます。割る前に、そのページの要点を「同格に並ぶもの」か「順番があるもの」かで見分けると割り方が決まります。達成条件は、plan_split.md があり1枚版と2枚版の違いを2〜3行で言えること。詳細は hints/step04_slideplan_hint.md の「発展課題の参考解」を参照します。見た目の方針を DESIGN.md に決めてから、plan.md の構成を提案スライド(PPTX)に起こします。中身の正は plan.md、見た目の正は DESIGN.md と役割を分けることで、生成結果が方針どおりに収まる状態を目指します。
配色・フォント・1枚1メッセージを崩さないために、DESIGN.md に何を決めておくべきかを memo.md に書きます。
_templates/DESIGN.md を案件向けに調整します。配色は2系統、フォントはNoto系、絵文字なし、が条件です。
/build-pptx で plan.md から 成果物/slides/output.pptx を作ります。生成後、ファイルを開いて中身を見ます。
uv run --with python-pptx python ...)で動かします。uvが無いとエラーになります。hints/step05_pptx_hint.md を開き、生成の頼み方とつまずきの対処を照らします。
hints/step05_pptx_hint.md を見ます。output_alt.pptx として生成し、元版と並べて見比べます。配色は2系統を守り、信号機カラーと原色レインボーは使いません。色相を変えるより、同系色の濃淡や彩度を動かすと2系統に収めやすいです。達成条件は、output_alt.pptx があり2版の印象差を2〜3行で言えること。詳細は hints/step05_pptx_hint.md の「発展課題の参考解」を参照します。提案の穴を critic サブエージェントに突かせ、経営が聞いてくる反論に先回りして直します。直したあと、今回の研究から提案までで効いた設定をVaultへ戻し、次の案件で /load-setup から再現できる状態を目指します。Day2の締めで、演習プロジェクト側の成果をVault(貯める側)へ還元します。
経営が必ず突いてくる反論(コスト・リスク・実行可能性)を、memo.md に予想で挙げます。
配布フォルダの templates_master/agents/critic.md を、演習プロジェクトの .claude/agents/ にコピーします(zipで受け取った場合は解凍してから取り出します)。置いたら、レポートとプランに反論させ、重要度順に、直し方とセットで出させます。
重要な反論を反映して直します。そのあとVaultに /save-setup で今回の設定を残します。
hints/step06_critic_hint.md を開き、反論の引き出し方と実績還元を照らします。
.claude/agents/critic.md のパスとfrontmatterの name を確認します。直らなければ「詰まったときの即応」と hints/step06_critic_hint.md を見ます。40_運用/persona.md。具体の指摘そのものより「コスト・実行可能性を先に自己点検する」といった手順に一般化すると次回に効きます。達成条件は、persona.md に観点が追記され次回 /load-setup で読み込める場所にあること。詳細は hints/step06_critic_hint.md の「発展課題の参考解」を参照します。ここからは、Vault そのものを自動で回す仕組みを2つ作ります。1つ目は記録です。どのフォルダで Claude Code を使っても、送った命令が Vault に残るようにします。記録が1か所にたまると、「自分がどんな作業をくり返しているか」が後から見えます。それを見て頼み方を型にすれば、たまったログが次の案件で使える資産に変わります。
Claude Code の設定には、そのフォルダを開いたときだけ効くものと、どのフォルダでも効くものの2種類があります。今回のゴールは「演習フォルダで打った命令も、Vault で打った命令も、同じ場所に残す」ことです。どちらに登録すべきかを、書く前に決めます。
~/.claude/settings.json)になっている~/.claude/hooks/ に置かれ、絶対パスで呼ばれているOBSIDIAN_VAULT で渡されている.claude/hooks/log-prompt.mjs に、命令を 40_運用/log.md へ書き足すスクリプトが入っています。これを共通の置き場へ持っていきます。Vault の絶対パス(/Users/…/PMVault のような正式な住所)は pwd で分かるので、先に確認しておくと確実です。既存の設定を壊さないために、「マージして」「変更前と変更後を差分で見せて」と伝えてください。新しいターミナルを開き、デスクトップへ移動して Claude Code を起動します。
cd ~/Desktop claude
起動したら、自分で考えた命令を1つ送ります。中身は何でも構いません。「いま何時か教えて」のような、すぐ終わるもので十分です。ここで見たいのは命令の結果ではなく、その命令が Vault 側に残るかどうかです。
最初に開いていた Vault 側の Claude Code に戻り、40_運用/log.md の末尾を見せてもらいます。さきほど Desktop から送った命令が [Desktop] の印つきで並んでいれば成功です。どこで打った命令かまで残ります。そのうえで _研修/hints/step05_loghook_hint.md を開き、仕組みと自分の指示を照らします。
OBSIDIAN_VAULT のパスが、いま使っている Vault と一致しているかを見ます。ずれていると別の場所の log.md に書かれます。「~/.claude/settings.json の UserPromptSubmit を見せて。OBSIDIAN_VAULT の値がこの Vault のパスと一致しているか確認して」と頼めば分かります。JSON が壊れているとフック自体が読み込まれないので、「JSON として妥当か検証して」も試してください。40_運用/log.md の今日の分だけを読ませ、結果がよかった命令を3つ選ばせます。その3つに共通する頼み方を1〜2行にまとめ、40_運用/persona.md の応答方針へ反映します。書き換える前に変更前後を見せてもらってください。達成条件は、命令文そのままでなく、ほかのテーマでも効く形に一般化されていること。詳細は _研修/hints/step05_loghook_hint.md の「発展課題の参考解」を参照します。2つ目は整理です。放っておくと、Vault の直下にはメモが散らかっていきます。それを1日1回、自動で決まったフォルダへ移す仕組みを作ります。ここまでできると、記録は勝手にたまり、たまったものは勝手に整う状態になります。
自動でファイルを動かす仕組みなので、範囲を決めずに任せると事故になります。「何を移してよいか」「何は絶対に触らせないか」を、指示を書く前に決めます。整理の考え方そのものは、Vault に入っている organize-vault の型(決まったフォルダへ移す、消さない)をそのまま使います。
~/.claude/hooks/organize-vault-daily.sh ができている40_運用/organize.log に追記されるclaude -p "指示" と書きます(画面を開かずに1回だけ実行する形)。Vault の場所は絶対パスで伝えてください。chmod +x は「このファイルを実行してよい」という印を付けるコマンドです。「削除はしない」「確認を求めずに最後まで動く」の2つは、必ず言葉にして伝えてください。書かないと、途中で止まるか、意図しない動きになります。作ったスクリプトを、決まった時刻に自動で動かす登録をします。macOS には launchd という、決めた時刻にプログラムを動かすしくみがあります(目覚まし時計のようなものです)。設定ファイルの書き方は覚えなくてよいので、置き場所とやってほしいことを伝えて任せます。
いま作った ~/.claude/hooks/organize-vault-daily.sh を、1日1回・朝9時に自動で動かすように、macOSのlaunchdへ登録してください。要件は次のとおりです。 ・plistの置き場所は ~/Library/LaunchAgents/com.pmvault.organize-daily.plist。 ・毎日09:00に起動する(StartCalendarInterval)。 ・環境変数 OBSIDIAN_VAULT に、このVaultの絶対パスを設定する。 ・標準出力と標準エラーを ~/Library/Logs/pmvault-organize.log に出す。 ・登録(load)まで実行する。 終わったら、launchctl list に com.pmvault.organize-daily が出ているか確認して教えてください。
登録できたら、朝9時を待たずにその場で1回動かして確かめます。手で動かすコマンドは launchctl start com.pmvault.organize-daily です。自分で打たず、Claude Code に頼んで構いません。動き終わるまで少し時間がかかるので、待ってからログを見るように伝えてください。
40_運用/organize.log に実行日時の行が増えているか、~/Library/Logs/pmvault-organize.log に目立ったエラーが出ていないかを確認します。直下に散らかったノートがあれば、適切なフォルダへ移り、削除は起きていないはずです。そのうえで _研修/hints/step07_autoorganize_hint.md を開き、自分の指示と比べます。
~/Library/Logs/pmvault-organize.log にエラーが出ていたら、その文をそのまま Claude Code に貼って「これは何が原因?」と聞くのが最短です。時刻は9時でなくても構いません。自分の生活に合う時刻を伝えれば直してくれます。40_運用/hot.md に追記する処理を足します。対象は 40_運用/organize.log と 40_運用/hot.md。達成条件は、翌朝 hot.md を見るだけで前日の整理内容が分かること。詳細は _研修/hints/step07_autoorganize_hint.md の「発展課題の参考解」を参照します。提案を速くするため、繰り返し参照する層を Vault に蓄積します。いずれも4手がかり(type/when/topic/status)にそのまま乗り、研修で使ったリサーチ・提案の流れと同じ作法です。
| 置き場 | 何を貯めるか |
|---|---|
10_業界と事例/industries/ | 1業界1枚。論点・KPI・規制・代表的取り組み(一次情報URL+日付) |
10_業界と事例/cases/ | 1事例1カード。成熟度(PoC/本番/全社)と一次情報URL |
00_ナレッジ/benchmarks/ | 再利用する数値。取得日と確からしさ付き |
20_案件/engagements/ | 1案件1フォルダ。初日に開く案件プロファイル1枚 |
00_ナレッジ/frameworks/ | 3C・5F など、何を分析するかの型 |
00_ナレッジ/concepts/提案ストーリーの型.md。見出しは主張の完全文にして横読みで筋を確認します_templates/参考ストーリーメモ_テンプレ.md で型として貯めます(公開情報のみ)。AI に型を渡すと提案ドラフトの初稿を作れます00_ナレッジ/concepts/アナロジー設計の型.md と 00_ナレッジ/concepts/例え話見本_技術とAIを経営層へ.md。必ず崩れる点を併記し、陳腐な比喩は使いませんindex.md のサブ索引。何がどこにあるかはそこから辿れます。| 症状 | 初動 |
|---|---|
| load-setup が効かない | Vaultの _研修/_実績 に保存済みか、INDEXに行があるか確認 |
| サブエージェントが呼べない | .claude/agents/名前.md のパスと frontmatter の name |
| 出典が薄い | 「一次情報の出典を付けて」と明示/source-checkerで検証 |
| pptxが生成できない | uv の有無を確認(事前セットアップDay2依存)。uv run --with python-pptx python スクリプト名.py の形で実行し直す |
| planから外れて盛られる | plan.md を正として「planから外れた点を戻して」と指示 |